喉が渇いたとき、水を飲んではいけないのか


喉が渇いて気分が悪くなってミネラルウオーターを一気に飲むと、途中から水が飲めなくなる事があります。


喉が渇いているのに何故飲めなくなるのでしょう。


これには、脱水と渇きのメカニズムを知る必要があるようです。


私たちが喉の渇きを最も感じるのは、脱水状態になったときです。


体温が異常に上がると、からだは盛んに発汗して上昇した体温を平常値に戻そうとします。


そこで、人の体温は発汗と、皮膚の血管拡張によってコントロールされています。


皮膚の血管が拡張するだけでなく、からだの血液分布にも変化が起き、胃や腸など消化器系統の血液量が減り、その分を腕や足などへ送って体温調節をはかっています。


そもそも動物のなかで、汗で体温調節できるのは人間とサルだけで、イヌは口を開け舌を出して熟を逃がしているし、ネズミは耳や睾丸を唾液で濡らし、気化熱で体温を下げています。


さて、体温調節のために私たちは自分のからだのなかの水分を使って発汗しているわけですが、その水分はどこからきているのでしょう。


人間の水分の大半は筋肉に含まれ、体重が60キロの人なら、約30キロを筋肉が占めています。


その筋肉のなかで、20キロくらいを水分が占めるといわれます。


では、脱水状態になると、水分はどこから外に出てしまうのでしょう。


脱水症状が起こったとき、主として筋肉や皮膚から水分を出して水を補おうとし、そのときに私たちは、喉の渇きを感じるのです。


喉の渇きを知らせるリセプターには二種類あって、一つは視床下部にある浸透圧リセプター、もう一つは心臓の左心房にあるボリュームリセプターと言われる部分です。


まずボリュームリセプターが、血流量の変化に応じて渇きの信号を出すようにさせ、一方、脱水が起こると、体液中の水分が減少するため、血液中の電解質の濃度が濃くなって浸透圧が高まります。


それを視床下部の浸透圧リセプターがキャッチし、喉の渇きを起こさせています。


では、なぜ真水では喉の渇きを癒せないのでしょうか?


真水を飲むと、摂取した水分によって、血液の浸透圧が下がっていきます、すると、細胞の内外の浸透圧に差が生じ、細胞の機能を障害する可能性が出てきます。


そのため、浸透圧が一定のラインに達すると、再び浸透圧リセプターが作動し、今度は、もう水を飲むなという指令を出すのです。


つまり、汗をかいたとき、失われるのは水分だけではなく、体液中に含まれるナトリウムイオンやカリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンなどの電解質も失われているのです。


脱水状態の血液中の水分を補うのが組織間液ですが、脱水量が増えると細胞内液からも脱水が起き、これを希釈性脱水といいます。


細胞内液の回復を進めるには、水よりも電解質溶液の方が効果が大きいということです。


ですから、喉が渇いた時には、水(ミネラルウオーター)を飲むのではなく、電解質溶液を飲むべきなのです。


電解質溶液は一般にスポーツドリンク等として販売されており、暑い日の熱中症対策や長時間の野外活動などで飲む水分補給に最適といえるでしょう。


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